生まれてすぐに治療が必要な心臓病は見つけてあげたいものです。まず、赤ちゃんの左と右の認識が大事。心臓が左に傾き、胃が左にあるのが正常。反対の場合は、心臓病のことがあります。次に心臓の大きさと左右のバランス。心不全があると心臓は大きくなります。左右に大きさはほぼ同じ、片方が大きかったり、小さい場合は心臓病を疑います。そして大動脈と肺動脈、両方あわせて大血管といいますが、大血管は当初交差し、後に平行に走行します。ここまで見れば、生まれてすぐに治療の必要な心臓病はほとんど判ります。写真はファローと呼ばれる心臓病、胎内で見つける事で、出生後十分な管理と治療を受ける事ができます。