一般的には、妊娠週数や分娩予定日は最終月経の初日から計算されます。それは排卵日が14日目にあると仮定して計算しています。実際には排卵日は早くなったり遅くなったりします。最終月経の初日から計算された妊娠週数や分娩予定日は不正確になることがあります。そこで妊娠の10週までの胎児の頭の先からお尻までの長さ(CRL)によって補正します。千葉産婦人科ではこの補正に使った写真をカードにして患者様にお渡しします。こうしておけば、管理する医師がかわっても正確な妊娠週数、分娩予定日を認識することができます。CRLの測定誤差は3日ぐらいですから、最終月経起算の妊娠週日とCRL起算の妊娠週日が3日以上あればCRL起算を採用します。3日以内の場合は、最終月経起算・CRL確認と記載します。ちなみにCRLとはCrown (頭) Rump(お尻) Length(長さ)のことです。